自分が児童生徒学生のとき
「この先生は嫌だなぁ」
と思った先生の特徴について記します。
教師の立場からも少し。
今回は、「正論ばかり言う先生」。
「いじめはいけません。」
「真面目にやることが大切です。」
「掃除をするときは遊ばないこと。」
などなど、どんなときも一般的に正しいことを言ってくる先生です。
正しいことを言ってるのだから、別に問題ないのでは?と思いますか?
私はそうは思いません。
何か問題が起こった時に、先述したように、一般論で話をしてくる先生は、正直、こちらのことをちゃんと理解していません。
というか、子どももバカではありませんから、そんな一般論は誰もがわかっているのです。
それでも、その一般論から逸脱した言動を取ってしまうことがあるのです。
そこに目を向けてくれる先生であれば、もっと個別対応してくれるはずです。
もしくは子ども同士のやりとりを、どうにか見守ってくれるはずです。
それなのに、正義ばかり振りかざす先生には、愛想をつかします。
この先生、僕たちのこと、何もわかってないな、と。
そして、心が離れていく。。。
嫌ですよねぇ、そうなったら。
そんな状態になったら、もう、修復は難しいかもしれません。
自分が小5のとき、学級崩壊のような感じになっていたことがありましたが
先生から心が離れていくって、こういうことなんだな、と子どもながらに思いましたもん。
おかげで、小5担任したときに教えようとしても、どの教科も何だかしっくりきませんでした。
だって、習った覚えがなかったですから。
5年当時の思い出は欠落してます。
教師になってみて、わかったこと。
大学や先輩、本、ネットから手に入れた情報は、自分の眼の前にいる子どもたちに通用するかなんてわからないということ。
結局、その子たちと向き合うのは、僕自身。
何をするにも、判断するのは僕自身。
そして、一般的な「子ども」という子どもは存在しないのだから、本に載っている一般的なやり方なんて、通じるはずがないのです。
だからこそ、自分の脳みそで考えるしかないのです。
正論なんて、そこら中に掃いて捨てるほどあります。
それをいかにして自分と子どもたちに落とし込めるか。
そこが重要なのだと思います。
あ、子どもたちとの信頼関係ができていることが前提ではありますが…(というか、信頼関係の築き方がいちばん難しいかもしれませんね。)
【結論】
正論は、子どもたちもわかっている。
だから、自分と目の前の子どもたちにあった語りをするべき。